障がい者の自立支援と地域貢献を目的とした事業所「OKBパートナーズコミュニティスクエア」の内装設計・施工を担当しました。
　本施設は、障がいのある方の作業スペースであると同時に、地方公共団体や教育機関、障がい者雇用企業などが交流し、雇用創出や拡大を目指すコミュニティの場としても活用されます。
　「Seamless（シームレス）」をコンセプトに、障がいの有無にかかわらず誰もが心地よく過ごせる空間を追求。木調を多く取り入れたコミューナルスペースは、自然光を活かした明るく開放的な設えとし、見学者と作業者双方の安心感を両立するため、広いガラス面のパーテーションで視界を確保しつつ、集中を妨げない工夫を施しました。
　中央のメインウォールは、木を“人”、グリーンを“社会”に見立て、双方が交わり成長していく姿を象徴的に表現。フリースペースには、トライアングルテーブルを配置し、打ち合わせやセミナーなど多目的に対応可能な設計としています。
　また、「障がい者アート」の展示スペースでは、障がいのある方の才能を発信し、作品の展示を通じて活動の広がりを支えています。