「起業家向けのコワーキングスペース」としてニューヨークで発祥したWeWork。2018年2月に日本に上陸し、話題のワークスペースとして注目されています。

当社には、「大家族主義=仲間と共に働き、共に高めあう」という大切にしている考え方があります。WeWorkは”コミュニティ型ワークスペース(人と人が関わり合うこと)”を掲げており、一つの会社ではなく様々な人々の集まる空間において、如何にしてコミュニケーションが生まれるのか。そんな興味を持ちながら、WeWorkアイスバーグ(原宿)を実際に見て体感し、レポートしたいと思います。


1F ミーティングスペース

メンバー、来訪者が自由に使えるフリースペース(wifi有)、ミーティングルーム、カフェカウンター等を配置。PCに向かう人、打合せをする人、読書をする人と様々に活用。

本棚は無造作に置かれているようで、横置きと斜めのアレンジでディスプレイされており秀逸です。
デザインやカラーリングの統一など洗練されたファニチャー。「今日はオレンジの椅子」といった目印にもなりそう。

2F フリースペース、集中スペース

共用ワークスペースで、スタートアップや小規模の会社に最適。

適度なプライバシーを確保しながら、使い方でコミュニティ型にもなる、どこかクリエイティブさも感じさせるロングテーブルスタイル。

3F 企業ごとの個別スペース

3Fより上の階は契約スペース。有名企業が多数混在しています。また、ひと息つける場所としてカウンターも完備されていました。

様々なコミュニケーションが生まれそうなキッチンスペース。
独立したオフィスとして、スペース(坪数)で契約をする仕組み。

エントランス カフェ

エントランスのカフェも一般向けに開放されているので、オフィスの在り方を根底から問いかけているかのようです。

明治通り沿いのショップが立ち並ぶロケーション。エントランスは一見ワークスペースとは見えないかもしれません。
今年3月にリニューアルしたばかりのエントランス内カフェ【forucafe原宿店@WeWorkアイスバーグ】 。
ワークスペース利用者だけではなく、一般来街者も多く訪れていました。
これより先は通常はメンバー以外は入れませんのでご注意。

「コミュニティ型ワークスペース」で、働き方が変わる!

日本では、コワーキングスペースが徐々に増えていますが、WeWorkは一線を画します。 オフィスの中にカフェがあったり、イベントができたりといった、開放的な空間設計は、人と人、企業と企業の出会いの場という役割を担っています。

シェアオフィスを超えてコミュニティを作るというミッションを掲げるWeWork。そこで働く人たちを間近に見てみて「自由だけど、つながりがある。こんなワークスタイルがあるんだ!」と気づきを得ることができ、またそれを生み出す空間設計にもヒントを得ることができました。

そして帰り際。共有スペースで突然セミナーが始まり、思わず見入ってしまいました。招待制かとは思いますが、WeWorkにいる間は誰でも見えてしまうことが新鮮で、これからのワークスペースのあり方を指南しているかの様でした。今後日本のコワーキングスペースも、WeWorkのような形が主流となっていくのかもしれません。

これらのコミュニティ型ワークスタイルがインスピレーションを与えてくれて、「ただ生きるためではなく、人生を満たす為に働く世界を”WeWork”は創造」しているのだと感じました。

今後開催されるであろうイベントやセミナー、どの様に浸透していくのか楽しみです。